マザーボードのVRM過熱対策
Ryzen 3700XでPCを組んで以来、気になるところは色々ありましたが一番気になったのはVRMの発熱です。レンダリング等、CPU使用率が100%近くなると普通に110℃を超えてくるので少々心配になりました、設計上は問題無いとは思いますが。
最近のマザーボードは省電力化のためにクロックを可変させるため、VRMの重要さは益々上がっていると言われており、過熱しやすくなっています。
一応説明しておくと、VRMとは電源から供給された電圧をCPUに供給する電圧へと変換する電圧レギュレーターモジュール(Voltage Regulator Module)のことで、電源からマザーボードへ供給された12Vや5VからCPUの駆動電圧を生成します。
さて、設計上は平気だと分かっていても温度が高いのは気になります。
自分のマザーボードはAsRock製B450 Pro4なのでどちらかと言えば定格使用向けであり、VRMのヒートシンクも小さめです。
OC(オーバークロック)しなければ問題無いのですが、将来的にRyzen 3950Xの搭載を考えているのでこれはちょっと対策を考えておかなければならないのでは……
では早速やってみましょう。具体的な対策として、冷却のためにファンで風をもっと当てる、ヒートシンクを大型のものに交換するなどありますが、VRMヒートシンクは基本的に専用設計、それだけを売ってはいません。
そこで、フィンを擬似的に大型化する事にしました。
丁度家には電子工作用のヒートシンク(確かマルツで買った100円前後のもの、もしかしたら秋月で取扱いのあるものの方がより冷えるかも。)がありましたので、それを使ってみることにしました。貼り付けにはSunhayatoの放熱用両面テープを使用。
ヒートシンクの背面にこれを貼り付けます。マザーボード上のヒートシンクへ他のパーツへ接触しないよう貼り付けます。
非常に簡単なカスタムとなったが、意外と効果がありそう。早速テストしてみましょう。
CPUに負荷を掛けるのにはCPU-Zを使用します。
CPU-ZはCPUやマザーボード、メモリなどの情報を簡易に確認出来るアプリですが、ベンチモードも搭載しています。ボタン一つで全コアのCPU使用率を100%にまで上げられるので、温度負荷テスト等を行うのに便利、早速負荷を掛けます。
この状態で10分程放置します。
テストしてみたところ、以下のような結果となりました。
80℃前後で安定するようになりました。
元々は110℃を平気でマークしていましたから、なんと30℃差!!これは効果大ですね。
これまでは直接は風が当たっていなかったのもあると思いますが、ヒートシンクを拡張したことで熱容量が増加し、強制冷却されるようになったことでここまで効果が出るとは驚きです。
VRMの温度が気になっている方、ちょっとしたカスタマイズですがやってみるのは如何でしょうか。
こんにちは、兵庫県在住BINGEと申します。
VRM冷却とは当方も重要だと思います。
余談ですが、PCの計測値を表示するのがあるではないですか?何でしたっけ?s.m.ar.t.?でしたっけ?
あれで、当方はマザーボード140℃という恐ろしい値が表示され、固まって、しまいました?140に達し、センサーが故障して、しまったのでしょうか?(自分:数値が140℃を表示して固まっているっ!)これって?VRMなのですか?
なにはともあれ、VRMは熱を持ちそうですね?これからの季節は、要注意ですね・・・。
余談ですが、こんな、便利なものがあるんですね?
つまり、(両面テープと、シリコングリースが一緒になったもの)自分はマザ-ボードの冷やすICは縦に、ついているので、
部品屋で、ヒートシンクだけ、とりあえず、買ってしまった自分は、ヒートシンクのICへの取り付けに困っていたのでした!!!
記事参照↓
”貼り付けにはSunhayatoの放熱用両面テープを使用”←自分(こんな、便利なものがっ!)
私も、いろいろやってみます。
それでは。
返事が遅くなってしまい申し訳ありません。
PCの温度や電圧などのSMART情報を表示するアプリケーションですと、HWMonitorなどが有名かと思います。
私の環境でも結構高い数字が出てしまったので冷却を考えた次第ですが、最近のマザーボードはCPUを自動的にOCして性能を引き出す機能が備わったものが多い為VRMが熱くなるようです。
勿論メーカーの想定した温度範囲内だと思いますが、温度を見ていると結構不安になります。
適切に冷却することで安定を見込めるので、出来れば冷やしたいですよね。
ヒートシンク、小さい物ですと最近は熱伝導テープが同梱されたものもありますが、ないものもありますものね。
お役に立てたようで何よりです。
チップを適切に冷却して、快適にPCを使って上げて下さいませ。